2014年2月7日金曜日

マクロ環境のマーケットリサーチ(セカンダリデータ)

マクロ環境のマーケットリサーチ

(セカンダリデータ)


 こんにちは。マーケットリサーチでは、プライマリデータと言われる現在の情報とセカンダリデータと言われる過去の情報と2種類のデータを収集しますが、今回は、セカンダリーデータと言われるマクロ環境の過去の情報について見ていきましょう。

マクロ環境とは、政治、経済、社会、技術、人口動態、自然の環境のことですが、マクロ環境のセカンダリーデータとは、これらの6つの環境がどのように変化しているのかがわかるように数値やグラフや表で示されたものです。 

前回までのマクロ環境のプライマリデータのマーケットリサーチで、政治、経済、社会、技術、自然の環境の例を示しましたので、今回は人口動態について見ていきましょう。 ビジネスを行う上で、人口動態は非常に重要な情報です。 

人口動態のマーケットリサーチは、簡単に言いますと、どんな人が、何人いて、どんな変化があるかを過去から現在に渡って調べて、数値やグラフや表で示します。 

たとえば、日本の総人口推移は以下の様になっています。(引用:統計局 総人口の推
移)





たった、この3つのグラフを見ただけでも、業界や自社の将来が何となく予測が出来そうですね。 

たとえば、食料品を取り扱う企業なら、特に、こういった資料は非常に重要な情報です。

よく、我が社は小規模な会社なので、あるいは、企業間の取引だけなので、こういった情報は必要ないと言われる方がいらっしゃいますが、次のように考えてください。 

いずれにせよ、どんな商品やサービスも最終的には人が買うのです。

ですから、最終的に買う人が増えれば、風が吹けば桶屋が儲かると言われるように、自社がそのトレンドの流れに乗っていれば、当然、受注も増えるのです。 

このように、特に人口動態は、全ての企業にとって重要なマクロ環境の情報ですので、自社が属する業界に影響を与えるマクロ環境の情報は必ず調べてください。 

では、具体的にマクロ環境で得た人口の情報を小規模事業所のビジネスにどのように活用すれば良いのかを見ていきます。 

たとえば、あなたが街の定食屋さんを営んでいたとします。 統計資料によれば、日本人の人口が減っていて、外国から来る人の約70%は韓国、中国です。 

ところで、どんなメニューを開発して目玉商品にすれば売り上げが伸びるでしょうか? 想像がつきますね。 

もちろん、この時点では、マーケティングのイメージを掴む程度でよいので、何をするかを決めるのではなく、どんな動向があるのかを客観的事実に基づいて確認することが目的ですので、勘違いしないようにしてください。 

では、次回から、お待ちかねのミクロ環境(業界環境)のマーケットリサーチについて見ていきましょう。 

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