企業のチャンスを創る7つの要因
マーケティングの(7P)
こんにちは。前回、たとえ、どんな事業規模であったとしても自社が競合他社と差別化して競争優位にならなければ、自社が生き残ることはできない。
そして、その競争優位になる差別化の方法は、「価格」を含めると7種類あり、この7種類のうちの何かで競合他社より競争優位な状況を創造することが自社が生き残るための条件となると申し上げました。
では、今回は、その7種類の方法の差別化とは何かについて見ていきましょう。
ところで、人が何かを誰かから購入する時は、必ず、なぜ、その人から買うのか? といった理由が存在します。
たとえば、あの店は美味しい、この辺では一番安い、近所だから、有名なので、店員さんが親切、購入ポイントが多い(返金還元)、他社より保証内容がいい、など、様々な理由があります。
こういった、人が何かを買う時の購買理由を分類していくと、結局、7つの理由に集約することができるのです。
ということは、逆に、何かの製品がなぜ売れるかを知りたければ、この7つの理由のうちの何がその理由なのかを探り当てればよいのです。
そして、この7つの購買理由を一般的に標準化したものをマーケティングでは7Pと言っています。
マーケティングで言われている7Pとは、
1 製品(商品+サービス)
2 価格(製品価格)
3 場所・流通(所在地、取引・製品・情報の流通)
4 プロモーション(広告・宣伝)
5 人(協力会社を含めた要員)
6 プロセス(業務プロセス)
7 物的証拠(保障と証拠) この7つです。
つまり、自社と競合他社を差別化して競争優位になるには、自社が販売する製品の7Pの何かが競合他社より優れていることが必要になるのです。
たとえば、同じ製品を販売しているのなら、より安い製品、製品と価格が変わらないのなら、直ぐに手に入る(場所)など、顧客にとって得られる利益が競合他社より大きいことが競合他社より競争優位になるための条件となります。
そして、7種類ある差別化でも最も強力な差別化が「価格」です。
これは、当たり前といってしまえば当たり前ですが、顧客は最小コストで最大利益を追求するのですから、「価格」で差別化できれば、最も競争優位になります。
では、次回は、7種類の差別化でも最強の「価格」による差別化について、詳しく見ていきましょう。
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