2014年1月26日日曜日

一人勝ちする新規参入の方法

一人勝ちする新規参入の方法




前回、ブルーオーシャンとは、マクロ環境(政治、経済、社会、技術、人口動態、自然)の変化によってミクロ環境(業界)にできる、まだ競合他社がいない新たなニッチ市場のことだと申し上げました。 

そして、そのニッチ市場に先駆者として参入すれば、一人勝ちすると申し上げました。

では、今回は、一人勝ちするための新規参入の方法について見ていきましょう。

実は、前回の話にヒントがあるのですが、前回、郵便事業が自由化した時に、  郵便事業 = 運輸会社(配送) + コンビニ(郵便ポスト) となり、A4の大きさまでの封書なら、わずか80円で既存の郵便事業よりも早く、安く、安心して郵便物が届くようになりました。 

ここがポイントです。 

「新規市場で企業が提供する代替品によって顧客が負担するコストを下げると同時に得られる利益を増やす」 これができて、自社が新規市場で先駆者であれば、一人勝ちとなるのです。 

このような状態になるマクロ、ミクロ環境の変化を見つけることが、まずは、一人勝ちする新規参入の第一歩となります。 

風が吹けば、桶屋が儲かるような変化を見つけ出し、いち早く参入することなのです。 

ここでは、この事例の変化の流れを順番を追って、4ステップに箇条書きにしますと、  

1 政治環境の変化 (マクロ環境 政治環境) 
2 新しい法案の成立      〃      
3 郵便事業の自由化(ミクロ環境 運輸業界)  
4 ブルーオーシャンの出現(業界内の新規ニッチ市場の出現)

 このようになります。 

では、次回は、この現象を、もう少し小さな事業規模で、インターネットを使ったビジネスではどのようにできるかを見ていきましょう。 


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