企業が新たなチャンスを見つける方法
こんにちは。前回、たとえ、どのような事業規模の企業でも差別化できるということがご理解いただけたと思います。 そして、何度となく申し上げていますが、全ての企業は、競合他社と何らかの差別化ができなければ、事業規模に関係なく生き残ることはできないのです。
では、今回は、自社が差別化するためには、どのようにすればよいのかを見ていきましょう。
たとえば、自社が「みかん」を販売しているとすると、自社の「みかん」を以下の様な比較をします。
みかん VS みかん(同業種の競合他社)
みかん VS メロン(同業種の関連市場)
みかん VS 洗剤(異業種の関連市場)
みかん VS 衣料品(異業種の新規市場)
このように、同業種の競合他社、同業種の関連市場、異業種の関連市場、異業種の新規市場と徐々に現在、競争している市場から関連性のない市場の商品と比較することで、自社が何を差別化すれば競争優位になるかを探っていきます。
たとえば、比較して差別化すべきことは、
みかん VS みかん(同業種の競合他社)なら、「おいしさ」、
みかん VS メロン(同業種の関連市場)なら、「栄養素」、
みかん VS 洗剤(異業種の関連市場)なら、「洗浄効果」、
みかん VS 衣料品(異業種の新規市場)なら、「清涼感」
と、いったように、自社が何で差別化すれば競争優位になるかを探っていきます。
ところで、この「何」で差別化するのか? ここですね。
自社が競合他社と差別化できる種類には、どんなものがあるのか?
これが判らなければ、自社が差別化するにはどうすればよいのかさっぱりわかりません。
実は、差別化できる種類は、「価格」を含めても、たった7種類しかありません。
この、たった7種類のうちの何かで差別化できれば、競合他社より競争優位な状況を創造することができるのです。
では、次回は、その7種類の差別化要素とは何かについて見ていきましょう。
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